中国IT大手のテンセント(Tencent / 騰訊)の決算報告によると、同社が運営するモバイルメッセンジャーアプリ「WeChat(微信)」の月間アクティブユーザー数(MAU)は、当時8億4,600万人に達した。この数字は前年同期比で30%もの急増を示しており、前四半期の8億600万人から見ても、膨大なユーザー規模でありながら成長の勢いが衰えていないことを物語っている。
デジタル広告事業の急成長を牽引するSNSエコシステム
テンセントのポートフォリオの中でも、特に著しい急成長を見せているのがオンライン広告事業であり、その中核的役割を担っているのがWeChatである。従来のタイムライン広告(モーメンツ広告)や公式アカウント向け広告が効率的なトラフィックを生み出し、企業のマーケティング投資先として定着している。
初公開された「WeChat Pay」の取引規模
今回の決算発表では、同社の金融セクターを担うモバイル決済サービス「WeChat Pay」関連の数字が初めて一部開示された。WeChat Payを介した送金規模および決済総額はすでに500億ドル(当時のレートで約5.5兆円)規模に達したという。
テンセントは送金トランザクションの具体的なブレイクダウンまでは公表しなかったものの、WeChat Payの浸透とそれに伴うクラウドコンピューティングサービスの伸長によって、決済・クラウド関連事業を含む「その他事業」の四半期収益が前年同期比で348%という脅威的な伸びを記録したと言及した。金額ベースでは、四半期ごとに同社全体の売上高を約50億元(約800億円)押し上げる巨大なエンジンとなっている。
情報源:テンセント決算報告
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